楽焼窯元 川崎(川嵜)和楽 略歴

楽焼窯元 七世 和楽

文政年間祇園八坂神社門前茶屋短冊楼の主。
短冊屋七左衛門の始めた楽焼の礎を二代目七兵衛より「楽焼の短冊屋」として楽焼一筋の研鑽に勤め、爾来百五拾余年にわたり、その伝統を守り続けて参りました。
その間宮中より御下命を賜る栄にも浴し、各宮家にも珍重され、又大正七年初秋には東郷平八郎元帥御入洛の際、当工房へ御来遊賜りその節「和楽」なる直筆の号を拝領しましたので、その後「和楽」の屋号にて、茶道に適する楽焼の窯元として続承し、今日に至ったのでございます。

昭和11年六世和楽の長男として生まれる。
昭和29年京都市日吉ヶ丘高校陶芸家を卒業。
同年京都府陶工訓練所成形科、陶画科に入所。
昭和31年同所卒業後、楽焼全般にわたり父、信蔵に師事する。
昭和45年東郷平八郎元帥より拝命を賜った(大正7年)、
窯元「和楽」の七世を襲名する。
昭和50年大徳寺管長浩明老大師より「眞和楽」の印を授かり、
その後、「眞和楽」の印を使用する。
平成8年京都大丸にて還暦展を開く。
平成10年180余年にわたる楽焼「和楽」の伝統を守り現在に至る。

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