平戸祐祥窯
佐世保の平戸三川内焼は遠く文禄の役の頃
平戸藩主松浦鎭信公が朝鮮より陶工を
伴い帰り藩御用窯として庇護を加えて
焼物の製作を命じました
又白磁の良質の原石を発見当三川内に
窯を築き製品の開発を重ね三百
八拾年後の今日迄伝統と歴史を引継ぎ
現代に至って居ります
三川内焼の特徴は白磁に深い藍色の
呉須にて絵を施し優雅な気品を備え
他地区の追従を許さぬ誇りと新作品の
開発に日夜精進致して居ります
昭和三十六年天皇、皇后両陛下九州
巡幸の砌作品の御買上げを給りました
豊なる伝統の技術と格調高き気品を
備えた三川内焼の窯元平戸祐祥窯の
製品を室内の置物及び装飾に又
御進物に御賞美御愛用頂きます様
心から御奨め申し上げます
主人敬白
窯元 平戸祐祥園眞葛
末吉眞澄
末吉 貢