赤津焼 長谷元窯 景陶
伝統の赤津 長谷元窯
景陶 赤津陶芸
赤津は古くは尾張国山田郡飽津と
も記されているが、平安朝の頃には
山田郡において、我が国最初の瓷器
が創められている。
鎌倉初期ともなれば赤津周辺で盛
んに陶業が行われ、その丘陵地帯に
は数百の古窯址が散在している。
仁治年間に陶祖藤四郎が良土を得
てこの地に開窯して以来、時に盛衰
はあったが、七百余年連綿としてそ
の業を伝えている。
長谷元窯は寛保二年に開窯した織
部焼の名窯で、二十二世忠吉景望は
狛犬手造りの名匠として知られ、し
ばしば名古屋城に招かれ、御庭焼を
勤めている。
当代捃志は、伝統の織部焼に、近
代感覚を取り入れた新しい民芸作家
として知られている。
−十文字誌−
長谷元窯系譜
初 代 | 景正 | 加藤藤四郎 |
二 世 | 基通 | 藤次郎 |
三 世 | 景国 | 藤三郎 |
四 世 | 政連 | 藤九郎 |
五 世 | 信政 | 藤四郎 |
六 世 | 政光 | 藤 治 |
七 世 | 基治 | 清三郎 |
八 世 | 政長 | 藤 十 |
九 世 | 基時 | 八十右衛門 |
十 世 | 政高 | 仁三郎 |
十一世 | 基光 | 仁兵衛 |
十二世 | 景長 | 藤右衛門 |
十三世 | 基久 | 藤三郎 |
十四世 | 久種 | 治右衛門 |
十五世 | 景頼 | 藤左衛門 |
十六世 | 景元 | 四郎左衛門 |
十七世 | 景直 | 忠右衛門 |
十八世 | 景通 | 弥三右衛門 |
十九世 | 景久 | 弥次右衛門 |
二十世 | 景宗 | 忠 吉 |
廿一世 | 景友 | 喜 三 |
廿二世 | 景望 | 忠 吉 |
廿三世 | 景之 | 林之助 |
廿四世 | 景秀 | 林之助 |
廿五世 | 景信 | 六兵衛 |
廿六世 | 景陶 | 捃 志 |